
News
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2023/01/16
ヒューマニエンス
「“腎臓” 欲望を支える寡黙な賢者」初回放送日: 2023年1月17日 「腎臓」を構成する細胞は30種類以上。その複雑で精緻な構造は、顕微鏡でみるとまるで「現代都市」のよう。それは尿の生成ためだけではない。体内の酸素、水分、塩分、pH、血圧などをコントロールするためだ。腎臓がこれだけ多くの仕事をこなすのは、進化の度に発生した難題を一手に引き受けてきたからこそ。淡水から陸上への生命進化、森から草原、さらに山岳までヒトの進出を可能にした腎臓の知られざる活躍ぶりを妄想する。 番組HP
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2023/01/16
ザ・ノンフィクション
酒と涙と女たちの歌 2 ~塙山キャバレー物語~ 後編人生における喜びも悲しみも痛みも分け合える…そんな、人々の“止まり木”のような場所がある。 茨城県日立市に、まるで終戦直後にタイムスリップしたような佇まいの不思議な一角がある。14軒の小さなトタン張の飲み屋が並ぶ「塙山キャバレー」。 コロナ禍も落ち着き、賑わいを取り戻す中、この場所を支えるママたちには、様々なことが起きていた。最年少の30代ママは、塙山キャバレーでは20年ぶりの結婚。一方、最年長80代の京子ママは、がんの手術を乗り越え、退院わずか1週間で店に立っていた。そんなママを支えているのが、かつて暴走族の総長をしていた息子。塙山キャバレーで唯一の男性店長として、自分の店を切り盛りしながらママをそばで支え続ける。 そして、一見、無愛想で無口なママを目当てに客が集まるのが「酔った」。黙って客の話や歌を聴くママが、ある夜、番組スタッフに切り出したのは、思わぬ頼み事。「ある人をカメラで追ってほしいんだけど…」とママが願う相手は、大きな病と闘う店の常連客。取材を進めると男性客とママの意外な関係に驚くことになる。 1年前、愛するパートナーを亡くしたのは「ラブ」のママ。失意の中、寂しさを紛らわすために歌を歌うのだが「あした、死んだって構わない」と嘆く。店を辞めるかどうか思い悩むママの決断は… 今夜も塙山キャバレーでは、ママと客たちが新たなドラマを紡いでいる。 番組HP
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2023/01/16
ザ・ノンフィクション
酒と涙と女たちの歌 2 ~塙山キャバレー物語~ 前編どんな過去を背負っていても、必ず居場所はある… 茨城県日立市。チェーン店が並ぶ国道沿いに、まるで終戦直後にタイムスリップしたような不思議な一角がある。14軒の小さな飲み屋が並ぶ「塙山キャバレー」。ここで生きるママたちは、人生に疲れた客の心をそっとすくい上げてくれる。 久しぶりに訪れた塙山キャバレーでは、ママたちが相変わらずたくましく生き、コロナ禍も落ち着いて、いつもの活気を取り戻していた。最年少の30代ママがオープンした店にも、すっかり常連客が定着、他の店も開店前から客が並び、かつての塙山キャバレーに戻ったように見えた。しかし、この間に2人の大切な人が亡くなったのだという… この地で火事を起こした元ラーメン店主の“のぼるちゃん”。2022年3月、自宅アパートで一人亡くなっているのを「めぐみ」ママが見つけたという。生活保護受給者のため、遺体は市が引き取り、その後の行方は分からない。「せめて葬儀や墓参りでも」と行政に掛け合うのだが… そしてもう一人は、20年前に3人の子供を捨てて、この場所にたどりついた「ラブ」ママが愛したパートナー。2022年1月にこの世を去ったという。ママは笑顔で店を続けていたものの「もう辞めたい。すぐに死んでもいい」と言い出す事態に…「ラブ」ママは塙山キャバレーを離れてしまうのか… 喜びや悲しみを抱えた人々が集う塙山キャバレーのその後を見つめた… 番組HP